記事ポイント
- OMO7横浜が2026年10月15日に2026年度グッドデザイン金賞を受賞
- OMOブランドとしてグッドデザイン金賞は初受賞
- 旧横浜市庁舎行政棟を活用した客室276室のホテル
星野リゾートが運営する「OMO7横浜(おも)by 星野リゾート」が、2026年10月15日に「2026年度グッドデザイン金賞」(主催:日本デザイン振興会)を受賞しました。
昭和を代表する建築家・村野藤吾氏設計の旧横浜市庁舎行政棟をホテルへコンバージョンし、新旧が融合した空間で宿泊できる体験価値が評価されました。
OMO7横浜 by 星野リゾート 2026年度グッドデザイン金賞

- 施設名:OMO7横浜(おも)by 星野リゾート
- 所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1
- アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
- 客室数:276室
- 客室料金:1泊1室36,000円~(2名利用時、食事別、税込)
- 施設:客室、OMOベース(フロント、ライブラリーラウンジ/ミーティングルーム、OMOダイニング、OMOベーカリー、ご近所マップ、ショップ、ハマイズムコレクション、OMOドッグガーデン)、ロッカー、ワークルーム、ランドリー
- 開業日:2026年4月21日
- 事業者:竹中工務店、東急、京浜急行電鉄
- 設計:当初設計:村野、森建築事務所/改修基本設計・実施設計:竹中工務店/ホテルFOH部(利用客に使用される部分)のインテリア基本設計・インテリアデザイン監修:成瀬・猪熊建築設計事務所
- 施工:当初施工(免震改修工事):戸田組(現・戸田建設)/改修施工:竹中工務店

「OMO7横浜 by 星野リゾート」は、「気分上々、ハマイズム」をコンセプトに、横浜の街を楽しみつくす新感覚の「街ナカ」ホテルです。
2026年4月21日に開業したOMOブランド18施設目のホテルで、JR関内駅前の旧横浜市庁舎跡地に建設された「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」内にあります。

村野藤吾氏が手掛けた旧横浜市庁舎行政棟の歴史的価値を継承するレガシーホテルとして活用し、新旧が融合した奥深い魅力を感じる横浜体験を提案します。
OMOブランドでは、「OMO5東京大塚」が2018年度にグッドデザイン・ベスト100、「OMO5沖縄那覇」が2022年度、「OMO5熊本」が2024年度にグッドデザイン賞へ選出されてきました。
今回のOMO7横浜は、その年を代表する特に優れたデザインに贈られるグッドデザイン金賞を、ブランドとして初めて受賞しました。
グッドデザイン賞は1957年に始まった国内唯一の「総合的なデザイン賞」で、現在は世界45の国と地域から応募が集まります。
約100名の審査委員の審査で選ばれた100件が「グッドデザイン・ベスト100」となり、その中から特別賞審査を経た今年度の19件にグッドデザイン金賞が贈られます。
審査委員は、1959年竣工のモダニズム建築である旧横浜市庁舎に宿泊する体験そのものがユニークだと評価しました。
外観や躯体の骨格を維持しながら、インテリアには現代にも通じる機能性と使い勝手を備えたプランが取り入れられている点も評価されています。

「接木」という考え方による改修は、村野藤吾ならではの空間構成を読み解き、色彩や意匠の読み替えを重ねて新たなインテリアを既存建築へ馴染ませたとされます。
素材やサイン、修復されたアートワークでも、受け継がれたものと復元・再解釈されたものが緩やかにつながり、新旧の境界を意識させないデザインが貴重な宿泊体験を身近にしていると講評されました。

竹中工務店の前田祐哉氏は、2019年の公募型プロポーザルの提案時から、旧行政棟を街の原風景として原位置保存し、歴史的な景観を未来へ継承しようと考えたと述べています。
旧横浜市庁舎市民広間にあった大階段など既存建築固有の造形を生かし、横浜市民を含むゲストが懐かしさや歴史を体感できる施設を目指したということです。
執務空間からホテルへのコンバージョンと、事業性確保のための客室276室のプランニングは難易度の高い計画だったと、前田氏は振り返っています。

成瀬・猪熊建築設計事務所の成瀬友梨氏と猪熊純氏は、新旧を対比的にデザインすると村野建築の雰囲気や時代の空気感が失われると考え、接木というコンセプトを見出したと述べています。
空間構成から細部の意匠まで丁寧に詰めたインテリアで、利用者に村野建築の空気感を味わってほしいという思いを語っています。

館内には、客室「かたりばルーム」や2階のライブラリーラウンジなど、横浜らしさを感じられる空間が整っています。

2階のライブラリーラウンジは、紺色の壁に本棚と大きな幾何学模様が映える空間です。

OMOは星野リゾートが全国展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」で、街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける新感覚のホテルです。
現在18施設を展開しています。
旧横浜市庁舎行政棟の姿を生かしながら現代の宿泊機能を備えたOMO7横浜は、歴史ある建築に泊まる体験が評価されたホテルです。
客室は276室、1泊1室36,000円~(2名利用時、食事別、税込)で、JR・横浜市営地下鉄「関内」駅から徒歩1分です。








