電磁ノイズを自動調整する次世代パワエレ技術をCEATEC 2026で展示!芝浦工業大学・横浜国立大学のデジタルオートチューニングユニット(DATU)

デジタルオートチューニングユニット(DATU)の試作機

記事ポイント

  • DATUで効率とノイズの最適化を目指す
  • CEATEC 2026のNEDOブースで展示
  • 10月13日(火)~16日(金)幕張メッセ

 

芝浦工業大学の畑勝裕准教授と横浜国立大学の小原秀嶺准教授らの研究グループが、電力変換器の電磁ノイズを自動で最適化する「デジタルオートチューニングユニット(DATU)」の研究成果を、「CEATEC 2026」で展示します。

会期は2026年10月13日(火)~16日(金)、会場は幕張メッセのNEDOブースです。

モータ駆動インバータの「ノイズオートチューニング技術」を、デモ機とともに紹介します。

 

目次

芝浦工業大学・横浜国立大学のデジタルオートチューニングユニット(DATU)

 

デジタルオートチューニングユニット(DATU)の試作機

 

  • 会期:2026年10月13日(火)~16日(金) 10:00~17:00
  • 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
  • 展示場所:NEDOブース

 

高効率な電力変換と電磁ノイズの低減は、これまでトレードオフの関係にありました。

DATUは、パワー半導体のスイッチング動作をデジタル制御する「デジタルアクティブゲートドライバ」と制御ソフトウェアを組み合わせたユニットです。

電力変換器の動作特性を柔軟に変更し、運転状態などに応じて制御条件を最適化することで、「電力変換効率」と「電磁ノイズ」双方の最適化を目指します。

従来は、フィルタなどのノイズ対策部品を追加し、機器ごとに対策する方法が中心でした。

高効率化にはパワー半導体の高速スイッチングが有効ですが、高速化に伴って電磁ノイズが増えやすくなる課題があります。

EV、再生可能エネルギー、データセンターなどで電力変換器の大量導入が進むなか、複数の電力変換器が接続された電力ネットワーク全体を視野に入れた対策が重要になります。

 

ノイズオートチューニングの制御イメージ図

 

研究グループは、DATUの技術を1台の電力変換器にとどめず、複数の電力変換器が接続されたシステムへ拡張することを目指しています。

将来的には、電力変換器を電力ネットワークとデジタルネットワークの双方で接続し、各機器の運転情報を活用して、ネットワーク全体の効率・電磁ノイズ・安定性などを継続的に最適化できる「パワーエレクトロニクス電力ネットワーク」の創生を目指します。

 

ノイズオートチューニングの実験風景

 

CEATEC 2026では、電力変換器を動作させながらDATUで制御条件を調整し、電磁ノイズを最適化する技術をデモ機で紹介します。

今後想定される応用分野や、複数の電力変換器をネットワーク化した際の将来構想も紹介します。

活用が期待される市場は、EV・充電インフラ、再生可能エネルギー、蓄電システム、データセンター、AI向け電源、産業用ロボット・工作機械、鉄道、航空・宇宙、スマートグリッド、住宅・ビル設備などです。

期待される効果は、電力変換損失の低減による省エネルギー化、電磁ノイズ低減による信頼性向上、ノイズ対策部品の削減などによる小型化・軽量化です。

あわせて、経験やスキルに依存した電磁ノイズ対策からデジタル技術による自動最適化への転換や、電力ネットワーク全体の安定運用も挙げられています。

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