記事ポイント
- ジェラルド·ジェンタが新作「ジュネーブ ミニッツ·リピーター ゴールデン オブシディアン」を発表
- ケースはイエローゴールド3N製、直径40mm・厚さ9.6mm
- 自社製キャリバーGG-002は手巻き、パワーリザーブ80時間
ジェラルド·ジェンタは、2026年9月11日にジュネーブ·ウォッチ·デイズで新作「ジュネーブ ミニッツ·リピーター ゴールデン オブシディアン」を発表しました。
ジェラルド·ジェンタ「ジュネーブ ミニッツ·リピーター ゴールデン オブシディアン」

ウォッチメイキングにおいて最も詩的な複雑機構とされるミニッツ·リピーターを復活させ、時を音楽へと昇華させる一本です。
前作「ジュネーブ ミニッツ·リピーター ブラック オニキス」の発表に続く最新作であり、ハイウォッチメイキングの複雑機構におけるメゾンの技術力を改めて示しています。
ジェラルド·ジェンタはキャリアを通じて、ウォッチデザインと複雑機構の限界を押し広げたことで知られ、ミニッツ·リピーターは彼が最も大切にしたコンプリケーションの1つでした。
マスター·ウォッチメーカーのピエール=ミシェル·ゴレと緊密に協業し、オペラへの情熱も持つゴレの知見が、ミニッツ·リピーターの音響的な豊かさを完成させる上で重要な役割を果たしました。
「ジュネーブ」コレクションの名称は、1969年にメゾンの物語がはじまり今日その復活が続く都市ジュネーブに由来します。
ジュネーブの時計製造の伝統を築いた名匠、キャビノティエ·ド·ジュネーブの遺産を受け継ぎ、ジェンタが「L’Esprit de Genève(ジュネーブのエスプリ)」と呼んだものを体現するコレクションです。
ムーブメントの精度とケースの構造はキャビノティエ·ド·ジュネーブの匠の技に根差す一方、彫刻的なシルエットや丸みを帯びたプロポーション、ガドルーン装飾にはイタリアの芸術的感性が息づいています。
クッション型ケース

メゾンを象徴するクッション型ケースは、ヴィンテージの幾何学的フォルムに根差しながら現代的な仕上げを施し、建築的な構造と彫刻のような柔らかさとの均衡を保っています。
ケース径40mmの本作にはイエローゴールド3Nを採用しており、優れた音響特性を備えるイエローゴールドは、より温かみがあり澄んだ音色で音を響かせることを可能にするため、ミニッツ·リピーターに特に適した素材です。

ケースの寸法は限られた内部空間にも関わらず、時計の音響性能にとって極めて重要な要素です。
「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」のアーティスティック·ディレクター マチュー·エジが手掛けたケースデザインと厚みは、複雑機構の音響を増幅させるべく綿密に調整されました。
厚さ9.60mmのゴールド製ケースは薄いケースウォールと内部構造により、チャイム音が明瞭に響きわたるよう設計されています。

共鳴を最大限に高めるため、ケースは最も薄い部分でわずか0.6mmまで薄くされ、ベゼルとケースバックの内側を円形のドリル加工でくり抜くことで、音が自由に伝わるようにしています。
ベゼルとケースバックを直接ネジ留めすることでネジの本数を半分に削減し、薄型構造の剛性を維持しました。
サファイアクリスタルも通常の1.0mmから0.8mmへ薄型化し、音の伝わりを向上させています。

サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に施すことで、ケース全体に光の抑制の効いた相互作用を生み出しています。
ミニッツ·リピーターのトリガーはケースのカーブに沿った薄く触感に優れたデザインで、新たに設計されたラグとブラウンのカーフレザーストラップが、包み込まれるような装着感を高めています。
ゴールデン オブシディアン ダイアル

温かみのある質感と美しさが、ゴールデン オブシディアンのダイアルへと視線を惹き付けます。
火山溶岩が急速に冷却されることで形成されるゴールデン オブシディアンは、自然な奥行きと移ろう反射が魅力の石であり、暗い表面の下にほのかなゴールドの輝きを浮かび上がらせます。
稀少で表情豊かなこの石は、1つ1つが唯一無二の個性を持ち、各タイムピースの個体差をさらに際立たせます。
ケースデザインを手掛けたマチュー·エジは、ダイアルの魅力を次のように語ります。
オブシディアン製のダイアルの素晴らしいところは、2つとして同じものが存在しないことです。
オブシディアンは通常、明るい内包物を含むブラックであるため、この稀少なゴールドとブラウンが織りなす色合いは、真の個性をもたらしています。
これらの温かみのある色調は「ジュネーブ」コレクションのデザイン言語と調和し、ダイアルの虹色の光沢を湛えた表面はイエローゴールドのケースと自然に呼応しています。
カーブと丸みを帯びたイエローゴールドのインデックスと針が時を優雅に表示し、転写されたホワイトのミニッツトラックが全体の印象を和らげています。
光が表面を移ろうにつれてラウンド型とクッション型の間を行き来するような視覚的錯覚を生み出し、精密な技術の産物を生命感と表現豊かな存在へと昇華させています。
自社開発キャリバーGG-002

マスター·メーカーのエンリコ·バルバシーニとミシェル·ナバスが手掛けた、「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」で完全に自社開発した手巻きキャリバーGG-002は、オープンケースバックを通じてその全貌を見ることができます。
GG-002に込めたアプローチについて、エンリコ·バルバシーニとミシェル·ナバスは次のように語ります。
ジェンタは、ミニッツ·リピーターは音を通じて感動を生み出すべきだと考えていました。
GG-002においても、私たちは機械的な卓越性と美しさの間にある、その同じバランスを追求しました。

それぞれのゴングは1つずつ切り出され、耳と手によって音を調律された後、理想的な振動振幅へと調整されます。
ブラックのポリッシュ仕上げを施したハンマーと伝統的な1回転ゴング構造と組み合わされることで、並外れた共鳴と音量を備えた明瞭で澄み切ったチャイム音を奏でます。
ムーブメントはオートオルロジュリーの最高基準に則りすべて手作業で仕上げられており、コート·ド·ジュネーブ、手作業で面取りを施した角、全面に施されたサーキュラーグレイン仕上げが特徴です。
テンプに取付けられたポリッシュ仕上げのゴールド製マスロットは精密な調整と卓越した仕上げを兼ね備え、8角形の慣性ホイールはジェンタを象徴するフォルムの1つへのオマージュです。
80時間のパワーリザーブとバークリック式の巻上げ機構が、この時計の体験に触覚的な奥行を添えています。
スペック

「ジュネーブ ミニッツ·リピーター ゴールデン オブシディアン」の技術仕様は以下の通りです。

- 素材:イエローゴールド 3N
- リューズ:イエローゴールド、ゴールデン オブシディアンカボション
- ダイアル:ゴールデン オブシディアン
- 直径:40 mm
- 厚さ:9.6 mm
- インデックス:イエローゴールド 3N(ポリッシュ&ラウンド仕上げ)
- ミニッツ:ホワイト転写
- 針:ゴールド – ポリッシュ&ラウンド仕上げ – アローチップ型
- キャリバー:GG-002 – 自社製造、ミニッツ·リピーター、手巻き
- パワーリザーブ:80時間 – 3Hz.
- ムーブメント直径:32.4 mm
- ムーブメント厚さ:5.46 mm
- 部品数-石数:316 – 32個
- ラグ幅:20–18 mm
- ストラップ素材:ブラウンカーフレザー
- 発売時期:2026年9月
- 価格:要問合せ
ケースにはイエローゴールド3Nを、ダイアルには天然石ゴールデン オブシディアンを採用しています。
ゴールデン オブシディアンのダイアルは、1つとして同じ表情がない天然石の美しさをまとっています。
自社製キャリバーGG-002が、澄み切ったチャイム音と精緻な仕上げを両立させています。
よくある質問
なぜミニッツ·リピーターにイエローゴールドケースを採用しているのですか?
優れた音響特性を備えるイエローゴールドが、より温かみがあり澄んだ音色で音を響かせることを可能にするためです。
ゴールデン オブシディアンのダイアルはどのような石ですか?
火山溶岩が急速に冷却されることで形成される天然石で、1つ1つ表情が異なる稀少な素材です。








