記事ポイント
- 金属部分5グラムでK20相当なら9万円前後の可能性
- 歯や接着物が付いたままでも査定できる可能性
- 試算は2026年10月時点の相場による概算
全国約300店舗を展開する買取専門店「ジュエルカフェ」を運営するクレインが、2026年10月14日に金歯の査定・買取記録の調査結果を発表しました。
2026年10月時点の金相場を参考に、金属部分が5グラムある金歯の参考買取価格を品位別に試算しています。
役目を終えた金歯にも、金を含む歯科用金属としての価値が残っている可能性があります。
ジュエルカフェ 金歯の査定記録調査

- 調査主体:クレイン(ジュエルカフェ)
- 調査対象:ジュエルカフェの金歯を含む査定・買取記録(成約・不成約を含む)
- 対象期間:2025年10月1日~2026年9月30日
- 調査方法:社内記録から品名に「金歯」を含む記録を抽出。集計対象は金歯に該当する商品行で、同一伝票の金歯以外の商品は除外
- 参考買取価格(金属部分5グラム):K18相当:8万円台/K20相当:9万円前後/K22相当:10万円前後(K22相当の金歯は非常にまれ)
- 試算の前提:2026年10月時点の金相場を参考にした概算。実際の買取価格を保証するものではなく、査定時の相場や品物の状態で変動
ジュエルカフェの調査では、金属部分が5グラムある金歯の参考買取価格が、K18相当で8万円台、K20相当で9万円前後、K22相当で10万円前後となる可能性が分かりました。
歯科医院で外した古い金歯は、口の中での役目を終えても、金を含む可能性がある歯科用金属です。
田中貴金属工業が公表した2026年10月1日の金の店頭小売価格は、1グラム当たり23,328円でした。
ここでいう5グラムは、歯や歯科用セメントなどを除いた貴金属部分だけの重量です。
歯や付着物を含む金歯全体が5グラムあっても、そのすべてを金として計算できるわけではありません。
金歯にはジュエリーのようなK18、K20などの刻印がないことも多く、見た目だけで品位を見分けるのは困難です。
実際の買取価格は、金の品位、貴金属部分の重量、付着物の状態、査定時点の金相場などを確認して決まります。
同じ金歯でも金額が変わる理由
金歯の査定結果を左右する主な要素は、金が含まれているか、金の品位や含有割合、貴金属部分の重量、歯や接着物などの付着状況、査定時点の金相場の5つです。
特に重要なのは、金歯全体の重さではなく、価値のある金属部分がどの程度含まれているかです。
大きく見える金歯でも、歯や接着物の割合が多ければ、全体の重量がそのまま買取対象になるわけではありません。
反対に小さな金歯でも、金の含有割合や金属部分の重量によっては値段がつく可能性があります。
ジュエルカフェの査定記録でも、重量と査定結果は単純に比例していませんでした。
田中貴金属工業が公表する店頭小売価格は純金地金を購入する際の価格で、公表された金価格に金歯全体の重量を掛けて買取価格を計算できるわけではありません。
金歯は純金ではなく合金のこともある

歯科用の金歯は、必ずしも金だけで作られているわけではありません。
純金は比較的やわらかいため、歯科用の修復物には強度や耐久性を持たせる目的で、金にほかの金属を加えた合金が使われることがあります。
歯科鋳造用金合金には、金71%に白金、パラジウム、銀、銅などを配合した例があり、クラウンやブリッジなどの歯科用修復物に使うものとして認証されています。
純度99.99%の歯科用純金もあり、主な使用目的は歯科用合金を作製するための原料です。
金の割合や配合される金属は金歯ごとに異なり、すべて同じ価格とは限らず、重いほど必ず高く売れるとも限りません。
歯や接着物が付いていても捨てなくてよい
歯や接着物が残った金歯でも、査定できる可能性があります。
自分で削ったり切断したりする必要はなく、無理に取り外すとけがをしたり、小さな金属部分を紛失したりするおそれがあります。
表面を磨いても金の品位や重量が増えるわけではないため、外したときの状態のまま袋やケースに入れて店舗で相談するのが安全です。
品物の状態や素材によっては買取できない場合もありますが、歯が付いている、古くて変色しているという理由だけで査定前に処分する必要はありません。
ジュエルカフェでは金歯のほか、片方だけのピアス、切れたネックレス、石が外れた指輪、変形したジュエリーなども無料で査定しています。
よくある質問
Q. この調査はジュエルカフェ全店の記録が対象ですか?
A. いいえ。
約300店舗すべての査定記録を対象としたものではありません。
また、記録上の金歯すべてについて精密な成分分析を行い、金の品位を確定したものでもありません。
金歯は、金の品位と貴金属部分の重量しだいで、金属部分5グラムの場合にK20相当で9万円前後となる可能性があります。
ただし今回の金額は2026年10月時点の金相場を参考にした概算で、実際の買取価格を保証するものではありません。
捨てるかどうかは、査定で価値を確かめてから決めても遅くありません。








