記事ポイント
- 第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭パノラマ部門で現地10月14日にワールドプレミア
- 宮原拓也監督が長編デビュー、入江甚儀・田中真琴が主演
- 2027年春に全国公開予定、上映時間77分
映画レーベルNOTHING NEWの長編第3弾『洗浄』が、第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭パノラマ部門で、現地時間2026年10月14日にワールドプレミア上映を迎えました。
長編デビューとなる宮原拓也監督が現地に登壇し、水を恐怖の対象に変える異色のサスペンス・ホラーを世界の観客に届けました。
映画『洗浄』

- タイトル:『洗浄』(英題:『WASH AWAY』)
- 出演:入江甚儀、田中真琴
- 脚本・編集・監督:宮原拓也
- 脚本協力:ディズム
- 制作プロダクション:ACROBAT FILM、ディープサイド
- 企画・製作・配給:NOTHING NEW
- 上映時間:77分
- 公開日:2027年春 全国公開予定
- ワールドプレミア上映:2026年10月14日(水)19:00〜(現地時間)、Cinema Prado、パノラマ部門、宮原拓也監督登壇
- 第59回シッチェス・カタロニア国際映画祭 開催期間:2026年10月8日(木)〜10月18日(日)、スペイン・シッチェス
『洗浄』は、湖畔のリゾートに招かれたカップルが、宿に伝わる「水」を軸としたサービスの裏に潜む恐怖に気づいていく、サスペンス・ホラーです。
物語では、豪華なおもてなしを受けてリラックスする2人が、滞在するうちに変貌していく恋人を前に、おもてなしの裏に隠された「水」の正体に気づきはじめます。
心安らぐはずのバカンスが逃れられない恐怖へ変わっていく、“史上最悪のおもてなしバカンス映画”です。
脚本・編集・監督の宮原拓也は本作が長編デビューで、短編映画『洗浄』は2024年にクレルモン=フェラン国際短編映画祭へ日本人で唯一ノミネートされました。
TRPGシナリオ『カタシロ』で知られるディズムが、映画脚本に初参加する形で脚本協力を務めています。
シッチェス・カタロニア国際映画祭は、SF、ホラー、ファンタジーなどのジャンル映画に特化した世界三大ファンタスティック映画祭のひとつです。
パノラマ部門は、独自の表現や新たな技法を用いた作品や新人監督の作品など、その年注目の作品を集めるセクションです。

上映会場は、シッチェスエリアで最も歴史ある映画館Cinema Pradoで、上映前から入口に観客が長い列を作りました。

宮原監督は現地カタルーニャ語と英語で挨拶し、最も恐ろしいものは何かという疑問から「水」にたどり着いたと語りました。
監督は、生きるために水を必要とする私たちの命は水に支配されているとも言え、そこへ現代日本の若者が抱く無力感や現実から逃げ出そうとする傾向を重ね、現代の神話のようなものを作ろうとしたと述べました。
上映中にはあるシーンで大きな拍手が起こり、上映後は多くの観客が監督を囲んでサインを求めました。
監督は「ファンタスティック映画祭ならではの熱気と温かい反応に勇気づけられました」と喜びを語りました。

NOTHING NEWは2022年に“才能が潰されない世の中”を目指して設立された映画レーベルで、『チルド』『我々は宇宙人』に続く長編第3弾が本作です。
水という身近な存在を恐怖に変えた『洗浄』は、世界三大ジャンル映画祭でのワールドプレミアを経て、2027年春に全国公開予定です。
© NOTHING NEW, PARADOX








