記事ポイント
- 27卒美術系学生の就職活動実態調査速報
- ポートフォリオや応募書類の水準上昇が最多
- 面接ではグループ制作での役割が75.0%
ユウクリが運営する調査機関「クリエイターワークス研究所」は、全国の美大・芸大を対象に27卒美術系学生の就職活動実態調査を実施しました。
学生の就職支援に携わる大学職員へのアンケートをもとに、美術系学生の就職活動や企業の採用選考の変化について、調査結果の一部を速報として公開しました。
選考早期から高い水準が求められる傾向や、制作プロセスの言語化、グループ制作でのコミュニケーション能力への注目が示されました。
クリエイターワークス研究所「27卒美術系学生の就職活動実態調査」速報

- 調査期間:2026年9月
- 調査対象:美術系・芸術系・工業系・情報系大学・一般大学美術系・芸術系学部/学科、大学院 20校
- 調査方法:インターネット調査
ユウクリが運営する調査機関「クリエイターワークス研究所」は、全国の美大・芸大を対象に27卒美術系学生の就職活動実態調査を実施しました。
今回は調査速報として、学生の就職支援に携わる大学職員へのアンケートをもとに、美術系学生の就職活動や企業の採用選考の変化に関する結果の一部を公開しました。
調査は、美術系学生の就職活動の実態を把握し、本格的な就職活動を迎える学生、大学関係者、新卒採用担当者に役立つ内容をまとめる目的で行われました。
アンケートからは、選考の早期段階から高い水準のポートフォリオや応募書類が求められる傾向が見られました。
制作プロセスや意図の言語化、グループ制作でのコミュニケーション能力など、作品の完成度だけではない要素も重視されていることがうかがえます。
複数の設問で生成AIツールに関連する回答が見られ、AIの活用経験や習熟度も採用選考での質問・評価項目の一つとなりつつあることが示されました。
クリエイターワークス研究所は、最新の選考傾向や評価軸の変化を捉え、美術系学生と採用企業の双方に役立つ客観的な調査データを今後も提供するとしています。
選考早期からポートフォリオや応募書類の水準が上昇

採用企業側からの要望や選考プロセスの変化についての質問では、選考の早期化や評価軸の変化が示されました。
採用企業側からの要望や選考プロセスの変化では、インターンシップ段階から高いレベルのポートフォリオや応募書類で選考する企業が増えたという回答が50.0%で最多でした。
作品の完成度だけでなく、制作プロセスや意図を言葉で説明する力、選考で求められるレベル感の高まりも45.0%で並び、評価軸の変化がうかがえる結果です。
選考過程でAIを使用する企業が増えたという回答は35.0%、AIの使用経験や習熟度を問う企業が増えたという回答は15.0%でした。
面接ではグループ制作での役割やコミュニケーション能力に注目

直近の選考面接で企業側から深掘りされたり、頻繁に問われたと感じるテーマについても回答が示されました。
直近の選考面接で深掘りされたり頻繁に問われたりするテーマでは、チーム制作やグループワークでの自分の役割、コミュニケーション能力が75.0%で最多でした。
大学職員の回答では、作品の完成度ではなく、なぜその表現やデザインにしたのかという制作プロセスや思考の理由も60.0%でした。
生成AIツールなどの最新スキルの活用実績や、それに対する自身のスタンスも10.0%の回答がありました。
生成AI活用では習熟度の差や書類の具体性が課題に
AIがポートフォリオ制作、書類作成、面接、企業の選考基準などに与える影響や変化については、自由記述形式で回答が集められました。
エントリーシート作成などでの生成AIツール利用について、活用度の個人差や応募書類の具体性不足が指摘されています。
生成AIツールの活用度には個人差があることが課題として挙げられています。
生成AIツールの活用では、抵抗感や習熟度に個人差があり、使いこなす学生、頼りすぎる学生、活用が進んでいない学生の間でばらつきがあるとされています。
応募書類では、文章の平準化と具体性の不足も課題として示されています。
応募書類では、生成AIツールによって文章全体の構成や表現力が向上する一方、記述内容の具体性や独自性が不十分な書類も増えていると指摘されています。
今後は未公開結果も含めた調査を公開予定
- 調査期間:2026年9月
- 調査対象:美術系・芸術系・工業系・情報系大学・一般大学美術系・芸術系学部/学科、大学院 20校
- 調査方法:インターネット調査
今後は2027年卒の美術系学生を対象に追加調査と集計を進め、今回未公開の結果も含めた「2027年版 美術系学生の就活実態調査」として公開される予定です。
今回の実態調査では、速報で紹介された内容のほかにも複数の項目を調査・分析します。
調査・分析項目には、2026年3月卒業生の進路が含まれます。
2026年度卒業者の職種別就職数も調査・分析されます。
2027卒業予定の学生の就職希望割合も対象です。
採用企業側からの要望や選考プロセスの変化も調査・分析されます。
AIがポートフォリオ制作、書類作成、面接、企業の選考基準などに与えている影響や変化も扱われます。
最近の面接で実際に聞かれて印象的だった質問や、回答に困った・特徴的だった選考質問も調査・分析の対象です。
美大芸大就活ナビの2週間無料トライアルプラン
- 掲載期間:掲載開始から2週間
- 利用不可機能:メッセージの送受信機能
- 利用不可機能:学生検索・スカウト・応募機能
ユウクリが運営する新卒スカウトサービス『美大芸大就活ナビ』では、新卒採用を継続する企業向けのトライアルプランがリリースされました。
美大・芸大生ならではの創造力に加え、最新のAIツール活用にも長けた学生へのアプローチが可能とされています。
トライアルプランは、自社の知名度で美大生から反応があるか不安な企業に向けた内容です。
掲載費用を払っても成果につながらない可能性を懸念する企業の不安にも応えるプランです。
まずは無料で効果を確認し、納得してから利用を判断できるトライアルプランとして用意されています。
掲載期間中は「足あと・興味がある」機能を通じて、学生のリアクションを体感できます。
2週間の掲載で手応えを感じられなかった場合は、そのまま終了できます。
28卒やインターンシップからの採用活動にも活用できるとされています。
より多くの学生へアプローチするために、早めの申し込みがすすめられています。
美大芸大就活ナビとクリエイターワークス研究所
『美大芸大就活ナビ』は、ユウクリが運営する新卒スカウトサービスです。
『美大芸大就活ナビ』は、美大生・芸大生に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。
人材紹介のノウハウを活かし、志向性を見える化するシステムによって、自社とのマッチ度の高い学生と出会えるとされています。
クリエイターワークス研究所は、クリエイターの「はたらく」の実態や課題を発信するメディアとして2017年に開設されました。
美大芸大就活実態調査や派遣クリエイター平均時給調査などを行い、調査結果をインフォグラフィックで伝えています。
よくある質問
Q. 調査期間はいつですか?
A. 調査期間は2026年9月です。
Q. 調査対象はどこですか?
A. 美術系・芸術系・工業系・情報系大学・一般大学美術系・芸術系学部/学科、大学院の20校が対象です。
Q. 採用企業側からの要望や選考プロセスの変化で最も多かった回答は何ですか?
A. 「インターンシップの段階から高いレベルのポートフォリオや応募書類で選考を行う企業が増えた」が50.0%で最多でした。
Q. 面接で最も問われていると感じられたテーマは何ですか?
A. 「チーム制作やグループワークにおける自分の役割やコミュニケーション能力」が75.0%で最多でした。
Q. 美大芸大就活ナビのトライアルプランの掲載期間はどのくらいですか?
A. 求人の掲載期間は、掲載開始から2週間です。
クリエイターワークス研究所は、最新の選考傾向や評価軸の変化を捉え、美術系学生と採用企業の双方に役立つ客観的な調査データを今後も提供するとしています。
追加調査・集計後には、今回未公開の結果も含めた「2027年版 美術系学生の就活実態調査」として公開される予定です。








