記事ポイント
- 「ルド」新作5点はブリケットと六角形リンクの2種のメッシュで構成。
- ルド ブレスレットは隠された機構で3段階のサイズ調整が可能。
- サンナン スカルンは2015年にSSEFが発見した稀少なストーン。
ヴァン クリーフ&アーペルは、ハイジュエリー コレクション「ルド」に、貴石とオーナメンタルストーンを組み合わせた5つの新作ブレスレットを発表しました。
ヴァン クリーフ&アーペル「ルド コレクション」

純粋な美しさと気品が溶け合う〈ルド〉コレクションは、1934年に誕生したヴァン クリーフ&アーペルの象徴的な作品を再解釈したものです。
ベルトのシルエットを想起させるルド ブレスレットは、しなやかなメッシュが際立ち、貴石やオーナメンタルストーンをあしらったバックル型のクラスプがアクセントを添えています。
1930年代を特徴づける抽象的なスタイルと、メゾンが愛してやまないクチュールの世界が見事に融合しています。
今回、メゾンはこのコレクションをさらに充実させる5つの新たなデザインを発表します。
新作では、さまざまな宝石とゴールドの色合いが組み合わされ、メッシュを構成するブリケットや六角形(ヘキサゴン)のモチーフを彩っています。
1. 宝石で彩られた生地

- 素材:イエローゴールド、ホワイトゴールド、サファイア

- 素材:ホワイトゴールド、イエローゴールド、エメラルド

- 素材:ローズゴールド、ルビー
ルド コレクションの新作は高い柔軟性を誇り、ベルトを思わせるラインで手首を優しく包み込みます。
特徴であるレンガ状のブリケット メッシュが、ゴールドのリボンにしなやかな動きをもたらし、バックル型のクラスプとV字状の先端が流れる生地のような印象を際立たせます。
巧みに隠された機構により、3段階のサイズ調整が可能で、快適な着け心地を実現しています。
作品ごとに、イエローゴールドの輝きがサファイアの深みのあるブルーと組み合わされる一方、ホワイトゴールドの煌めきはエメラルドのグリーンと出合いコントラストを描きます。
ローズゴールドの柔らかな光沢は、ルビーの濃密なレッドをひと際鮮やかに引き立てます。

- 素材:ホワイトゴールド、サファイア、カルセドニー、ラピスラズリ
さらに2つの新作は、“ハニカム”メッシュの伝統を受け継ぎ、中央にサファイアもしくはエメラルドをスターセッティングであしらった六角形(ヘキサゴン)のリンクを備えています。
ホワイトゴールドに刻まれた星のモチーフにはそれぞれブルーサファイアがセットされ、クラスプを彩るラピスラズリの深みのある色合いと美しく共鳴し、煌めく星座を想起させます。
カルセドニーがバックルの中心を彩り、この高貴なグラデーションを完成させています。

- 素材:イエローゴールド、エメラルド、クリソプレーズ、サンナン スカルン
もうひとつのモデルでは、ルド ブレスレットのグラフィカルなラインが、イエローゴールドとダイヤモンドのコントラストによって際立ち、エメラルドと組み合わされています。
メッシュのデザインと呼応するように、ベルトのバックルにはクリソプレーズと、メゾンが今回初めて採用したストーンであるサンナン スカルンをあしらい、グリーンのグラデーションを描き出しています。
妥協なき宝石の選定


コントラストとグラデーションの戯れを巧みに取り入れたルド ブレスレットは、宝石の組み合わせという至高の技を称えています。
メゾンの熟練した宝石鑑定家が、最も厳格な基準に則って選定しており、ダイヤモンドについてはカラーはDEF、クラリティはIF〜VVS2というきわめて高いグレードの石のみが選ばれます。
ラピスラズリは、パイライトの斑点がかすかに煌めくミッドナイトブルーによって評価される一方、扇形のカルセドニーは白い縞が入った、ラベンダーからパステルブルーにかけての柔らかなニュアンスが目を引きます。
クリソプレーズはまばゆいグリーンによって選定され、サンナン スカルンの力強い色合いと完璧に調和します。
ジュエリーにおいてきわめて稀にしか用いられないサンナン スカルンは、2015年にスイス宝石学研究所(SSEF)によって発見されました。
メゾンの専門家たちは鮮やかな発色をもつ原石を厳選し、ルドの作品において濃色の斑点が散りばめられた独特の質感をあらわにしています。
クラスプを彩るそれぞれのストーン モチーフは、ゴールドの構造にぴったりと収まり、そのグラフィカルなラインを際立たせるべく極めて精密にリカットされます。
その後、手作業による研磨を経て、それぞれの宝石が持つ輝きが余すところなく引き出されます。
繊細なゴールドメッシュ


ゴールドによって生地の流れるような質感を表現することは、工房にとって実にやりがいのある技術的挑戦です。
ブリケットと六角形(ヘキサゴン)のモチーフは一つひとつ丹念に組み立てられ、最適な可動性が得られるよう調整されており、この緻密な工程がしなやかで快適な着け心地を実現しています。
ミラーポリッシュは、1920年代以来ヴァン クリーフ&アーペルを象徴するサヴォアフェールとして受け継がれ、ルド コレクションでは作品の一つひとつに手作業で入念に施されます。
研磨職人は、作品の形状を損なうことなくゴールドの輝きを引き出す必要があるため、この作業には細心の注意と高い精度が求められます。
この工程は複数段階にわたって行われ、特にセッティングの前後に重要な役割を果たします。
職人たちの妥協のない手仕事によって、光が作品全体に優しく広がり、肌の上に鮮やかな反射を演出します。
スターセッティングの技術



ヴァン クリーフ&アーペルが、ルド作品の六角形(ヘキサゴン)のリンクにスターセッティングの技法を初めて採用したのは、1930年代のことです。
各リンクには鏨を使って星の形状が彫り込まれ、その後ゴールドに穴をあけて石をセットし、職人がビーズ状の爪を目立たないように丁寧に折り曲げることで石を固定します。
3. ルド ブレスレット:時を超えたメゾンの象徴

- 制作年:1937年
- 素材:イエローゴールド、サファイア、ダイヤモンド
- 所蔵:ヴァン クリーフ&アーペル コレクション
1930年代に女性たちに支持されたアクセサリーであるベルトを想起させるルド ブレスレットは、メゾンが愛してやまないインスピレーション源の一つであるクチュールの世界を表現しています。
洗練された美学を映し出すルドは、時の流れとともに時代を超越したメゾンの名作となっていきました。
1934年に誕生した“ブリケット”バージョンのルド ブレスレットに続き、翌年には六角形(ヘキサゴン)のリンクが連結するメッシュで構成された“ハニカム”モデルが登場しました。

- 制作年:1946年頃
- 所蔵:ヴァン クリーフ&アーペル アーカイブス
ルド ブレスレットは、花々や優美な螺旋状の曲線で装飾され、時にはミステリーセットのモチーフがあしらわれるなど、数多くの変容を遂げてきました。
そのデザインは、リングや貴重なウォッチ、そしてジャケットや襟元を飾るラペルクリップにも応用されています。
1945年、ヴァン クリーフ&アーペルは、スネークチェーンの先端にペンダントモチーフをあしらい、動きと軽やかさを演出したルド パンピーユ ブレスレットを制作しました。
さらに2003年には、コレクションの象徴的な美学を継承するルド スワン ウォッチが誕生しています。

- 発表年:2020年
- 素材:イエローゴールド、サファイア、エメラルド、クリソプレーズ、ダイヤモンド、スイス製クォーツムーブメント
2019年、メゾンはハイジュエリー シグネチャー コレクションや時を告げるジュエリーを通じて、その不朽のデザインを称え、ヴァン クリーフ&アーペルの歴史におけるこの象徴的な作品の地位を改めて揺るぎないものとしました。
今回発表された5つのカラーバリエーションは、ルド コレクションをさらに豊かに彩り、時代を超えて絶えず新たな魅力を放つエレガンスを雄弁に物語っています。
ゴールドと貴石が織りなすグラフィカルな輝きが、ルド ブレスレットならではの魅力です。
初採用のサンナン スカルンが、クリソプレーズと共に新たなグリーンのグラデーションを描き出します。
よくある質問
ルド ブレスレットのサイズ調整はできますか?
巧みに隠された機構により3段階のサイズ調整が可能で、快適な着け心地を実現しています。








