オリジナル革製品の企画・デザイン・販売を行う「ステータシー」は、2024年7月に、クラウドファンディングを通じてコーヒーヴィーガンレザーとしては初となる自社製品を発売予定です。
ステータシー「コーヒーヴィーガンレザー」生活雑貨
同社が開発した、コーヒーの廃棄物を活用して作られたサステナブルな新素材「コーヒーヴィーガンレザー」は、発表から1年が経過し、様々な製品開発が進められています。
2021年の開発開始から、素材の改良を行い、現在はファッション小物だけではなく、ソファーやスツール等に使える高耐久な素材も販売しています。
日本国内で年間42万トン以上が消費されるコーヒー。
その一方で、焙煎不良や抽出後のカス(残渣)など、大量のコーヒー廃棄物が発生しています。
これらを有効活用しようと、ステータシーは「コーヒーヴィーガンレザー」の開発に着手。
この新素材は、最大30%のコーヒーを含み、全て日本国内で生産されるメイドインジャパンの製品です。
専門の研究機関による調査結果によれば、コーヒーヴィーガンレザーは体臭の原因となる臭気成分を減少させると同時に、抗菌効果も発揮することが明らかになりました。
この発見を基に、ステータシーは機能性を活かした製品開発に取り組んでいます。
具体的には、日常生活での使用に適したスリッパやソファーなど、環境に優しいサステナブル素材の利用を進めています。
東京ビッグサイトSOZAI展で初公開。
市場への一歩
2023年2月、東京ビッグサイトSOZAI展でこの素材を初公開し、国内外の約300名の法人担当者に紹介。
廃棄コーヒー豆を最大30%含んでいる点と、消臭及び抗菌の効果に関心が寄せられ、テレビやラジオ番組からの取材も受けるなど、メディアの注目を集めました。
製品開発の進化
2023年6月、従来の合成皮革を超える、天然皮革に近い見た目と、お手入れの容易さを備えた人工皮革の開発を発表。
2024年2月には、ソファーやスツール向けの家具用素材の販売開始を公表しました。
新製品リリース予定と今後の展望
2024年7月、ステータシーはクラウドファンディングを通じてコーヒーヴィーガンレザーとしては初となる自社製品の発売を予定。
サステナビリティへの意識が高まる中、消費者に持続可能な生活選択肢を提供するため、素材のさらなる改良及び、製品化を進めています。
ステータシー株式会社は、コーヒーヴィーガンレザーを通して、消費者により身近なサステナブルな選択肢を提供し、環境に配慮した持続可能な製品開発の先駆けとなります。
これからも、革新的な素材と技術を駆使し、より良い未来を築いていきます。